笑顔になろうプロジェクトとは
「笑顔になろうプロジェクト」は、2012年から毎年3月と8月に実施しているボランティアプロジェクトです。
東日本大震災で被災した地域の小学生が、普段は出会うことがない県外の
「『お兄さん、お姉さん』と過ごすことで、笑顔になってもらいたい」という大学生の想いから始まりました。
毎回多くの高校生以上のボランティアが参加しています。
この企画は、震災後に何かできないか、と考えた大学生が立案したものです。
被災した地域を見る
「笑顔になろうプロジェクト」の目的の一つは、被災した地域を見学することです。
宮城県だけでなく、通り道である福島県で福島第一原発を遠くから見ることもできます。 ここで見たことを忘れずに、これからも日本のどこかで起こるであろう地震や津波について考えましょう。
小学校での企画
小学校での企画では、主に次のことを行います。
学習支援
宿題や苦手なところ、よくわからなかったところの指導をしながら児童にやってもらいます。
ただできるようにするのではなく、勉強を好きにはなれなくても「嫌いじゃない」と思ってもらえるように、 心を込めて工夫しながら教えます。
レクリエーション
児童がしたい遊びを一緒にしたり、企画をやったりします。
企画はこれまでに、ろうそく作りや竹ぽっくり作りなどをしました。
学習支援では静かだった子も、この時は元気いっぱいに笑顔で遊びます!
企画を自分たちで作る
「笑顔になろうプロジェクト」は用意されたプログラムに従って行動するのではなく、
自分たちで計画して行動することができます。
例えば小学校で行う企画の内容や時間の区切り方は毎回参加者が集まって決めており、自分たちで考えたことで こどもたちを笑顔にできたという達成感を得たり、もっとこうすればよかったのではないかという自分の課題を発見することもできます。
ちなみに今回のプロジェクトでは、東北へ行く前に話し合いを行う場を設けることが決まっており、 これまで以上に参加者の皆さんが「笑顔」を“作って”いくことができます。
教員と教員志望が多いくまプロジェクト
くまプロジェクト代表中山は現役の大学講師であり、野外教育を専門としています。
そんな中山に誘われてくまプロジェクトとして活動する人も多く、教員を志していたり、 人と関わる人仕事についている人が多いです。
なので教育に興味のある方は、小学校での企画で児童の教育を体験できるだけでなく、 現役で働く教師や同じような職を考えている人たちと一緒に活動し、交友を深めることができます。